前田日記(写真集)
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平原庸多 小野田祐樹 吉田直人 小林孝至 片岡健人
明日、庸多と孝至と健人が、みんなの想いをのせて決勝の舞台に立つ!

昨日、祐樹は先発投手としてマウンドに立ちたかっただろう・・・

直人も心の中では、そう思っていたに違いない。
庸多もそれを望んでいたはずだ。

中学生の頃は我勢な祐樹とそうでない庸多。
一見、相対的な二人であり表現の仕方は違っていても、
内に秘める闘志は同じであった。

そんな二人が夢に向かって同じグランドに立ち、
同じマウンドに上り、同じプレートを踏み、
打者に向かって渾身の投球をした。

8回裏、二死満塁からの祐樹の登板は、
9回を投げ切った庸多の投球と同じ、
これまでの想いの全てを込めた投球であった。

直人も孝至も、この場景を確りと見届けていた。
直人もまた、立派な高校生、立派な高校球児であった。
自らチームのサポート役に徹してきた男にしかできないこと、
その男にしか分からないことがある。
本当の二松学舎のレギュラー選手であったと思う。

直人にとって、これまでの素晴らしい経験が精神的な支柱となり、
そして社会に出たときには大きな後ろ盾となって、
これから始まる新たな夢への自信となってゆくことだろう。


庸多!
祐樹や直人、そして4期生達の夢をのせて、
勝ってくれ!


また、埼玉大会では、2年生ながら健人が決勝の舞台に立つ!
今日の準決勝では7番ライトで先発出場!
6回にはスリーベースヒットを放った。
(情報、有難うございます)

孝至!健人!
5期生達の夢をのせて、
勝ってくれ!

・・・前田 隆

【記事】
帝京平原が完封

帝京―二松学舎大付は、主戦平原の好投で帝京が完勝した。
平原は140キロ台後半の直球で攻め、8三振を奪って完封。
終盤も球威が衰えなかった。
打線は五回の金子の2点本塁打などに加え、二塁打4本の長打攻勢で5得点。
二松学舎は、先発した右下手投げの鈴木大が緩い変化球で好投したが、
中盤につかまった。
打線は主砲京屋が最終回に二塁打を放ったが、本塁は遠かった。

◆ライバルに夢託す

二松学舎大付の主戦・小野田祐樹投手(3年)と
帝京の主戦・平原庸多投手(3年)は、
中学硬式野球の東京青山シニア時代のチームメートで、
エースの座を争ったライバル同士だ。
普段、やり取りはしないが、組み合わせが決まった時から
「準決勝でぶつかる」と互いに意識していた。

迎えた準決勝。
平原投手は先発。
小野田投手は鈴木大輝投手(2年)に先発を譲り、
ブルペンで平原投手の好投を見つめながら、
「出番が来たら、流れを引き寄せる投球をしよう」と肩を温め続けた。

やっと訪れた登板は、5点を追う八回二死満塁。
ショートゴロに打ちとり、おたけびを上げながらベンチへ戻った。
しかし、九回も平原投手の前に得点できず、完封負け。
二松学舎初の夏の甲子園はお預けとなった。

試合後のあいさつ、かつての球友とがっちり握手を交わし、
「甲子園、行けよ」と声をかけた。
普段、クールな平原投手が熱いまなざしで手を握りしめてきた。

ベンチ裏へ戻ると、悔しさが込み上げてきた。
苦楽を共にした仲間と抱き合い、声を上げて泣いた。

ロッカールームへ向かう通路。
涙にぬれた顔をユニホームの袖でぬぐいながら、
「平原も僕らの思いをわかっている。絶対に甲子園に行ってほしい」
と小野田投手。
「甲子園」という言葉を口にした時、我慢していた涙が再びこぼれ落ちた。

(2009年7月28日 読売新聞)

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by maeda_takashi | 2009-07-28 07:46 | 【前田日記】