2002年 02月 01日
社会人野球時代
[ノンプロ時代]
高校二年生の夏で野球部を退部したにもかかわらず、 なぜ社会人野球をすることになったのか? 詳しくは話せませんが概略は、 高校三年生の夏、ある球団のスカウトが私を尋ねてきました。 「えっ!プロのスカウト!まさか!?」 スカウトは私が高校一、二年生の時の地区予選を見て 一年後三年生になった私をもう一度見に来たそうだ。 私が野球を辞めたことを知ったスカウトは、 『もう一度野球をしてみないか。 今からでもドラフト外での獲得を考えている』と言った。 私にとって夢のような話だったが、不安のほうが大きく 「一年間も野球をしていませんので・・・」と断わった。 スカウトは『では、野球を続けてみないか!』と言った。 野球が嫌いで辞めたわけではない私は、 「続ける気持ちはあります」と答えた。 母親はびっくりしていた、姉は『入団したら!』 父親は『自分で考えろ!』と言った。・・・中略。 それから本当の意味での自主トレーニングを開始した。 そして七ヶ月後には社会人チームのキャンプに参加していた。 チーム練習を一年半以上出来なかった私は、 パワーやスピード、野球への取り組みなど全てのことに驚いた。 平日は午前中仕事で午後から練習と決まっていた。 一年目がセンター、二年目がショート、三年目がサードを守った。 この三年間はバッティングよりも守備を重点的に取り組んだ。 青山シニアの子供達に「元気よく声を出しなさい! エラーしてもグランドでは下を向かず 堂々としていなさい」と言っているが 当時の私も人一倍エラーをした。 しかし下は向かず大声を出していた。 そんな中、 自分なりに一生懸命に練習をしていたつもりだったが、 いつも何かが足りない気がしていた。 それは、目的と目標が明確ではなかったからだった。 小学生からの夢はプロ野球選手、パイロット、体育教師と 変わっていった。 しかし今、野球をしているのは何のためだ? 一度辞めた野球だからこそ長く野球を続けよう。 それから意識を高めプロ野球を目指した。 日本選手権には出場したが都市対抗には出場できず あっという間に三年間は過ぎた。 他の選手にもドラフト候補がいたため 毎試合多くのスカウトが訪れた。 ・・・・・・ドラフト会議までの出来事は秘密です。 ドラフト会議前日、ドラフト候補である先輩と一緒に 「二人ともドラフトにかかるといいな!」と話しながら眠った。 そしてドラフト会議当日グランドには当然記者がいた。 先輩と「もし、かからなかったら恥ずかしいな」 と話しながら笑った。 結局二人ともプロという土台にのった。
by maeda_takashi
| 2002-02-01 01:54
| 【自己紹介】
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