前田日記(写真集)
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感激と感動
昨日は、偶然にも2人のコーチから連絡をいただいた。

両者とも、プロ野球独立リーグのコーチをされており、
今年から“愛媛マンダリンパイレーツ”
投手コーチに就任された原田賢治さんと、
“富山サンダーバーズ”にコーチとして在籍中の小牧雄一さんからである。

原田さんは、ブレーブス、ホークスで投手としてプレーし、
引退後にジャイアンツの打撃投手を務められた。

私が現役の頃、何度も原田さんに投げていただき、
投手側から見た打者へのアドバイスもしていただいた。
真夏の一時間を休むことなく投げ続けていただいたことに感謝し、
打撃練習終了時には深々と頭を下げたことを思い出す。

原田さんとは家が近所いということもあり度々、食事に出かけた。
時には突然、私の家に来て、
パーッと飲んでドーッと話してサーッと帰っていくこともあった(笑)

一方、小牧さんは、
ファイターズ、ライオンズで捕手、外野手としてプレーした。
小牧さんとは、倉敷で3年間を共にした同僚で、
あえて“さん付け”しているが、彼とは同級生である。

お互い18歳で出会って25年の付き合いだ。
負けず嫌いではあるが、とても優しい男だった。
同じく負けず嫌いであり、逆に厳しい私は、
何度も彼の優しさに救われたことを思い出す。

鹿児島県出身の彼は、先日初めてスキーをしたと言って喜んでいた。

スキーと云えば、
二十歳の冬、彼が新車を購入した。

『よし!ドライブじゃ!』
と言って、3人で鳥取県の大山に向かった。
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大山の頂は真っ白にそまっていて、途中では吹雪になってきたが、
スタッドレスでも四駆でもない、ましてやチェーンは積んでいない。
しかし、引き返すような言葉は、お互いに発しない。

あの時、お互いに誰かが
「無理やで!引き返そうや!」
とでも言ったならば、

『なにを言っとるんじゃ!情けないのぅー』
と答えたに違いない。

九州男児とはそんな性格であるとともに、
度々、面白い行動を起こす人種である。

途中の河川敷でコンビニ弁当を食べて再出発。
到着する頃には、ピカピカの新車は雪と土で汚れていた。
そして、スキー未経験の九州男児達は、雄大な大山を見上げ、
スキー客で賑わう銀世界を小さなプラスチックのソリに跨って
喜んでいた。

1時間程度で満足した男達は、
大山を後ろに西日を右に見ながら倉敷へと向かった。

出発して10秒!
その新車は、もはや車ではなくスキー板と化していた。
下り坂にさしかかったその新車のハンドルは利かず、
ブレーキを掛けてもタイヤが止まるだけで、
新車は勝手に倉敷へと進んでいる。

『うぉー!小牧!どうにかせー!』

「どうにもならん!」

『落ちるぞ!』

「・・・」

右側は谷・・・
左側は溝・・・

運良く、その新車は左側へ向かってくれた。
大惨事は免れると確信した運転手以外は、

『もっと行け!滑れー!アクセル全開じゃー!』

名運転手である小牧さんも、

「こりゃーおえんわ」

と言ってハンドルから手を離した。

新車は溝から手招きをされるかのごとく、
自然に、そしてスムースに落ちていった。

ザザッ!ゴゴッ!ゴゴンッ!
右側から射していた西日が後ろ側からキラキラと降り注いでいた。

その一部始終を見ていたスキー客が集まってくれ、
力を合わせて車を引き上げてくれたお陰で、
事故車となったその新車は、道路を走るという本来の姿に戻ってくれた。
こんな時、九州男児たるは多少の傷を気にしてはいけない。
盛り上がった帰りの車内は、何事も無かったかのようであった。

ソリ滑りよりも、新車滑りのほうが断然、楽しかったのは云うまでもない。

小牧さん!
スキーは人生で2回目だったのかもしれません。
(笑)
こうして、九州男児3人の旅は無事に終わった。


・・・という野球以外の思い出でした(笑)

話は戻るが、
愛媛マンダリンパイレーツは
四国・九州アイランドリーグに所属する愛媛県の野球チームで、
富山サンダーバーズは
ベースボール・チャレンジ・リーグに所属する富山県の野球チームである。

両チームに限らず、チーム指針や役割は共通している。
第一に、野球界の底辺拡大。
第二に、地域活性化と地域貢献。
第三に、人材育成。
また、独立リーグから
NPBやMLBで活躍できる選手の育成も大きな目的である。

こうして野球を通じて信頼関係を築いてきた仲間が、
今でも、野球に携わっていることが嬉しい。
可能ならば一生、野球と共に歩んでゆけたらと思う人は少なくない。

指導してきた子供達の夢は、
プロ野球選手や高校野球の監督、教師、スポーツトレーナー、医学療法士、
飲食店経営、デザイナー、政治家、社長など様々であるが、
スポーツと携わっていきたいと思っている子供達も多い。

私もそんな時期があった。
日本人の男性寿命は79歳、女性は85歳。
人生の中間地点である40代をどう生きるかで、
これからの半生が大きく変わってくる。

私の夢は残り3つ。
そのために今、やらなければならないことがある。
「~しなければならないこと」と表現すると語弊があるので、
「今一番やりたいこと」と言い換えたほうが良い。
その為に、毎日心掛けていることは、“感激と感動”である。

感激・感動も様々で、
涙を流すことに限らず、跳び上がるような喜び、食事、音楽、
絵画、空気、植物、自然などを自分の五感と心で感じることだ。

毎日の小さな感激や感動に気付くこと。
それが、私の夢への第一歩、いわゆる“準備“となっている。


子供達に“野球は準備のスポーツだ!”と言ってきたが、
“人生は準備の毎日だ!”

フランスの細菌学者、ルイ・パスツールが残した
“チャンスは備えある人にだけ微笑む”という名言にも表れている。

さぁ、今日はどんなことに気付くだろうか。

・・・前田隆
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by maeda_takashi | 2010-02-20 13:10 | 【前田日記】