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前田日記(写真集)
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大学生になった彼ら
先週、開幕した東都大学野球の春季リーグ。

直樹も泰成もベンチ入りを果たしたという連絡をもらった。
今までのことを思うと嬉しくてたまらない。

そんななか、剛暉母様から、いい写真を送っていただいた。
1期生、タケの写真である!

夏の甲子園が終わり、大学へ向けてのトレーニング中に怪我をしてしまった。
それから約3年が経過し、
今、こうしてグランドに立っている姿を見ることができ、
本当に嬉しく思う。

また、副キャプテンとしてもチームを纏めている。
精悍な表情がこれまた嬉しい。
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剛暉母様!
いい写真をありがとうございました。
m(__)m
ところで、我が子の写真はないのだろうか?
(^_^)

そして、直樹!
大学1年生から練習試合にも出場していた彼に
思いもよらぬアクシデントがふりかかった。

それから約2年間にわたる苦難の道のりの中、
直樹は、

「耐えきれそうもない自分が悔しい」
と言った。

私は、涙が溢れてきた。
そして、涙声を隠して彼に伝えた。

『直樹よ。
俺が直樹の父親だったら、辞めていいんだぞ!と言うだろう。
お前が考えて、考え抜いて出した結論ならば、何も言わん。
失礼かもしれないが、俺は、
お前の考え方、周囲に対する思いやりや性格を理解しているつもりだ。
がんばってきたじゃないか』

震えそうになった声を抑えて、私は付け加えた。

『俺自身としての想いを言ってもいいか?
それでも俺は、直樹に野球を続けてほしいと思っている。
大学野球の公式戦最終打席だけでもいい・・・
その1打席だけでもいいから、直樹の姿を見たい』

砕けそうな直樹の心を分かっていても、
”続けてほしい”と伝えた。

『今、直樹からの答えはいらない。
俺は、そんな気持ちだ』

と言って電話を切った。


そして先週、
直樹が試合に出場したという情報が入り、
嬉しいというよりも、“よく耐え抜いた!よくがんばった!”
という気持ちでいっぱいになった。

「グランドに立っている姿だけで嬉しい」
と言った直樹父様の言葉を私は忘れることはない。
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直樹の写真、ありがとうございました。
m(__)m


次に泰成!
何十名もいる選手の中で、ベンチ入りを果たしたことを嬉しく思う。

良き先輩にも恵まれ、
グランドに立つ、生き生きとした泰成の姿が思い浮かぶ。

また、中学、高校、大学に亘って
心も体も人一倍成長したのではないかと思う。
先輩直樹の指導も良いのだろうと思うが
(^_-)-☆
お互いに助け合って、大学野球を人生の大切な想い出としてほしい。

これから、体力的にも技術的にも精神的にも益々強くなってゆくと思う。
そしてこの先、どんな困難にぶち当たろうとも、
根底にある持ち前の強い気持ちで乗り越えてほしい。

「泰成のユニフォーム写真、撮ってないんですよ~」
と言う、泰成母様!
いつか、泰成のカッコイイ写真を送って下さいね。
m(__)m


私と知り合ってくれた子供達は皆、多事多難を経験し、
乗り越えながら、人間愛にあふれた大人になってゆくことだろう。

・・・前田隆
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by maeda_takashi | 2010-04-15 06:56 | 【前田日記】